シフォン「イールに到着！
シオン「ここに来るだけで何日もかかったような気がするんだけど……
シフォン「きっと気のせいよ
シオン「そうかなぁ？
シフォン「ほら、イールに着いたんだから早速崖の上の……じゃなくて、崖の下の遺跡を探しに行きましょ



シオン「崖ってこのあたりのことかな？
シフォン「他にそれらしい場所はないわね
シオン「あっ、あそこに捜索隊の人がいるよ
シフォン「きっと遺跡の調査隊の人ね。行ってみましょ

シオン「こんにちは。イール遺跡特別調査員のシオンとシフォンです



シフォン「オッケーよ。遺跡へ案内してくれるかしら？
警備員ジャン「この岩の隙間の奥が遺跡に続いてるんだ。入口が狭いから気をつけろよ
シオン「天井が低いから、屈んで歩かないと頭をぶつけちゃうね
シフォン「ヘルメットみたいなものがあるといいんだけど
シオン「ノッカーのマスクならあるよ？
シフォン「……遠慮しておくわ




シオン「やっと天井が高くなったね
シフォン「この前の地下道もそうだけど、ずいぶん奥までありそうね
シオン「まずは他の捜索隊の人に話を聞いてみよう





シフォン「捜査は難航しているようね。あら？あっちにも誰かいるわ



シオン「よろしくぺぺさん



シフォン「言い方が気になるけど。よろしくね、ジルベルト
シオン「何かわかったら報告に来ます

シフォン「あの２人、どこかで会ったような気がするのよねー
シオン「うーん、僕は初対面のはずだけど
シフォン「それより遺跡の調査を進めましょ。確か変なきこりがいるって言ってたわよね？
シオン「うん。そのきこりの人にも話を聞いてみようよ

シフォン「いたわ！
シオン「あの格好……、確かに変わってるね



シフォン「何か怪しいわね。この遺跡のこと何か知ってるんじゃないの？
流れのきこり「知らん。おれは何も知らんぞ
シオン「そんなこと言うとますます怪しい……
流れのきこり「何も怪しくない！こういう場所でそういうことを言うと、タタリがあるぞ
シフォン「タタリねぇ…

とんとん

シフォン「こんな時に何よシオン？
シオン「えっ？僕じゃないよ
シフォン「じゃあ一体誰が……



モンスター「コンニチハー
シフォン「出たーーって、ただのモンスターじゃない。脅かさないでよ
シオン「びっくりしたー
流れのきこり「言わんこっちゃない。わかっただろ、さっさと帰るんだぞ
シフォン「もういいわ！一旦ぺぺさんのところに戻りましょ

ぺぺ「どうじゃ、新しいことはわかったかの？
ジル「成果がなくても恥じ入ることはないぞ。この私、ジルベルト・ユーベリッヒ・フォン・シュトロハイム八世ですら、何もつかんでおらんのだからな
ペペ「相変わらずうざい名前じゃな。ジルで結構。うどんジル、仕損ジル、だんごジル
ジル「だんこ汁とは何だ、だんご汁とはッ！
ペペ「知らんのか？だんご汁というのは、小麦粉を練っただんごを肉や野菜と一緒に煮込んだ料理でな、実に旨い
ジル「知っておるわ、そんなこと！
ペペ「ほう、高貴な生まれという割には、食生活は庶民的だったのだな
ジル「バ、バッ、馬鹿なことを言うな！人の上に立つ者として、下々の生活に関する知識と見聞をだな……
ペペ「あんた、例の特別調査員じゃな。何かわかったかの？
シオン「まだ何も……
シフォン「手がかりゼロよ
ジル「コラッじじい、人の話を聞け！
ペペ「何もなしか、まあ当然じゃろ。既にわしらが隈なく調べたんだからな。おお、そうだ！
ジル「聞けッ！私の目を見ろッ！！だんご汁……
ペペ「わしはさっき、こんな物を拾ったぞ。自称迷子のきこりが落とした物らしい。一種の暗号メモじゃな
ジル「だんご汁の、だんご汁による、だんご汁のための……オイッ！！
ペペ「あのきこりはかなり怪しい。遺跡の謎と関係あるかも知れんぞ、ムッフッフッフッ。一応、渡しておこう
シオン「ありがとうございます
ジル「ウオーーーーーーーーーッ！



シフォン「ところでメモには何て書いてあるの？
シオン「えーと、『赤かぎ裂き　青かぎ裂き　黄かぎ裂き』だって
シフォン「早口言葉みたいね
シオン「とりあえずもう少し遺跡の中を調べてみようよ

次回に続きます。

シフォン「ずいぶん久しぶりな気がするけど、前回からまだ一週間しか経ってないのよ
シオン「そんなこといちいち言わなくても……
シフォン「そんなことより、ここが例の五勇者捜索隊の詰め所かしら？
シオン「間違いないと思うよ。のぼりも立ってるし
シフォン「とりあえず行ってみましょ



シオン「こんにちはー。ここは五勇者捜索隊の詰め所ですか？
兵士バグリィ「そうだけど、ここに何の用かな？
シフォン「ゲイツさんに捜索隊に参加するように頼まれたのよ
兵士バグリィ「ゲイツ殿に？
シオン「この前見つけた古文書が五勇者に関係するものだったらしくて……
兵士バグリィ「ああ！あなた方があのウィリス文書の発見者ですか
シフォン「そうなの。中へ入れてもらえないかしら？
兵士バグリィ「わかりました、中へどうぞ。ただし警備の規則上、通過はひとりずつでお願いします



シオン「こんにちは
シフォン「お邪魔しまーす
隊員アデル「やあ、君たちがあのウィリス文書を見つけたんだって？
シオン「ええ、まあ……
隊員アデル「ここ数日、君たちが見つけたウィリス文書の話でもちきりだよ。もしかして君たちも捜索隊に入ってくれるのかい？
シフォン「そのつもりで来たのよ
隊員アデル「そうだのか。じゃあ隊長にも挨拶してきなよ。おーい、隊長！



シオン「あれ？あれはもしかして……？
シフォン「トカマク？久しぶりー、元気にしてた？
トカマク「あら、あなた達はこの前の……。あの時は、いろいろとありがとう



シオン「もしかしてトカマクさんが捜索隊の隊長なんですか？
トカマク「ええ、一応ですけど隊長をやらせてもらっています
シフォン「トカマクが隊長！？すごいじゃない！
トカマク「でも、なぜ、わたしなんでしょう。わたしには荷が重すぎます
シオン「トカマクさんならしっかりしてるし、きっと大丈夫だよ
トカマク「ありがとう。ところであなた達こそどうしてここに？
シフォン「ゲイツさんに頼まれて、私達も捜索隊に入らせてもらいに来たの
トカマク「エッ、入隊？……ごめんなさい、今はお断りしているの。今より人が増えると手に負えないから
シオン「そうなんだ……。トカマクさんに迷惑をかけるわけにいかないよね
シフォン「しょうがないわね。入隊はあきらめましょ



隊員アデル「残念だなぁ。君たちがいれば心強かったんだけど
シオン「期待させたみたいでごめんなさい
隊員アデル「君が謝ることはないよ。それより、あのウィリス文書を調べた結果、新しい遺跡が見つかったんだ
シフォン「もうそんなことがわかっちゃったの？
隊員アデル「その件で、ゲイツ殿が君たちを捜しているんだ。詰め所の地下室に来てるけど、会うかい？
シオン「はい、お願いします
隊員アデル「では、案内しよう。さあこっちだ



シフォン「もちろんやらせてもらうわ



隊員アデル「話は済んだかい？
シオン「これからイールへ行くことになりました
隊員アデル「新しい遺跡は、イールの海岸近くにある崖下で見つかったんだ。くれぐれも気をつけて
シフォン「きっと何か見つけて帰ってくるわ

次回に続きます。


一度にアップすると日にちが空き過ぎるので、今回から数回に分けることにしました。
今後ともよろしくお願いします。

ご無沙汰してます。イリーガルマリーです。
今回はＱ＆Ａのスタイルで近況報告などしていきたいと思います。

Ｑ．マリーの最近の状況は？

Ａ．現在のステータスはこんな感じです。

レベル：３３　職業：盗賊風来　ランク：顔役



レベルは少し上がりましたが、去年からほとんど変わってません。
盗賊ですか？６月ころにはなれると思います。


Ｑ．モンスターラボはどうなったの？

Ａ．何匹か生まれましたが、欲しかったキューピッドもベラドンナも手に入りませんでした。

代わりにこんなのが生まれています。







これ以外にワイバーン（２回目）やヘルコンダクター（２回目）が生まれました。


Ｑ．キャラ紹介にあった猟師と防具職人は何をしているの？

Ａ．マリーにこき使われています。

でもそのおかげで防具職人の服と靴の作成スキルがすべてＧｒ１０になりました。



しんどかった・・・


Ｑ．シフォンとシオンに元ネタはあるの？

Ａ．私のオリジナルのキャラクターです。

キャラ紹介の時にも書きましたが、２人は双子でシフォンが姉でシオンが弟になります。


Ｑ．クエストリプレイの１～２回目に持っていた「攻略本」はどうなったの？

Ａ．見なかったことにしてください。


Ｑ．更新は週２回って書いてあったような？

Ａ．見なかったことにしてください。

今のペースでは週１回でもきついんです・・・


Ｑ．アレはどうなったの？

A．こうなりました。



それでは今日はこの辺で。